男子三日会わざれば
人ってなかなか変わらないものですが、たまに驚くほど変わる人もいます。私の同級生にもいました。学生時代は陰キャラだったのに卒業して会ってみるとえらくハイテンション、ファッションもイケイケでビックリ、弾けてましたね。
プーチン大統領は自分でゼレンスキー大統領に呼び出しをかけておいて、自分はイスタンブールへはいかないというヘタレぶりを世界に晒しました。KGBの諜報員で、柔道で鍛えたという強面の男の実態はヘタレ、ゼレンスキーとの差しの勝負に臆したか。(ロシア経済を立て直した手腕は評価しましょう、でもヘタレ)
一方のゼレンスキー大統領はコメディアン、テレビドラマで大統領を演じて、そのままホンモノの大統領になっちゃいましまた。もちろん政治経験はゼロ。
日本でもコメディアンの東京都知事や大阪府知事が登場したことがありましたが、あんまり大した実績はなかったような気がします。
ところがどっこいゼレンスキー、軍事大国ロシアを相手に一歩も引かず、国民をよくまとめ、縦横な外交で支援をとりつけ頑張る姿は、とても政治のシロウトとは思えません。本当に肝がすわっています。まさにゼレンススキーは化けました。
「男子三日会わざれば刮目(かつもく)して見よ」『三国志演義』と言います。あるきっかけが大きく人を変えることがある。
岸本知事の急逝により和歌山県知事選挙が始まりました。宮崎副知事が立候補しています。マックス・ウエーバー曰く「最高の役人は最低の政治家」
役人と政治家の役割は違います。役人は決められた物事を粛々とこなしていく。(これも大変で大切な仕事です)政治家は現実に対応して決断し、必要とあれば法律や制度も変える。そして全責任を負う。
宮崎さんは能吏でした。選挙の洗礼は彼をして政治家へと飛躍させるかどうか。見事に化けるかどうか、当選して知事となられれば、県議会において、それこそ刮目して新知事を見て質問をしましょう。個人的は宮崎さんには期待しています。
「お父さん💢、うちの家には大きな子供2人いてるん?もう💢」私は子供の頃から全然変わってないようです。トホホ。