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憲法改正街頭演説

小学生の時、憲法は国の最高法規と習いました。どんな法律も憲法に反してればアウト。キングオブ法律というイメージでした。

憲法が他の法律と決定的に違う点は憲法が国(政府)に対する命令であるということです。他の法律は刑法であれ、民法であれ全て国民に対するものなんですね。

憲法とは強大な国家権力(ホッブスは聖書にでてくる怪物リバイアサンにたとえました)の行使のルールを定めるものです。だから「家族は、互いに助け合わなければならない」(自民党改正草案)などと書くものではありません。

そう本来憲法とは主権者たる国民(今を生きる我々だけではなくご先祖様も含めた)が国(政府)のあり方を定めるものなのです。(日本のような古い国においては確認する)

ところが、現行憲法はアメリカがやっつけ仕事で書いたもの、自民党が結党以来「改憲」を掲げてきたことはもっともなことでありました。

アメリカは2度と日本が刃向かわないよう、9条を書きましたが、日本はある意味それを逆手にとって軍備に金をかけず経済復興を急ぎました。戦後のアメリカの圧倒的パワーよる世界秩序は幸か不幸か、日本が自分で自分のことを決める重圧から逃れることを可能にしました。

パックスアメリカーナ(アメリカによる世界秩序)が終わろうとしています。群雄割拠の世界では、日本は一人前のプレイヤーとして振る舞わざるをえません。もはや「軍事」と正面から向き合わなければならないのです。

これは嫌ですよ。誰だって戦場のリアル「死」からは遠ざかっていたいですから。

憲法に自衛隊を明記しなければ、自衛隊員がかわいそうといった情緒的なことを言ってる場合ではないのです。

アメリカの弱体化によりアメリカの我が国への呪縛は解けようとしています。しかし我々に自主独立の責任を引き受ける覚悟があるのか、それは「軍事」を引き受けること、むしろいつまでもアメリカに縛っていて欲しいのではないでしょうか。もう多分無理だけど。

憲法改正はそれを問われていると思います。

ところで、我が家の家法も最近改正されました。私も「家事」と向き合わねばなりません。トホホ。

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