田中三兄弟体操教室
先日私の友人(同年代)が釣りに行って船と桟橋の間を飛び移ろうとしましたが、あえなく失敗、脚を折っちゃいました。今まではなんなく飛べてた距離。でもとても笑えませんね。「できると思っていることができない」我々は「老い」の入り口に立ついわば「老い」の初心者。衰えゆく身体に心がついていってません。
田中三兄弟による体操教室は大人気。定員の4倍の応募がありました。間近で見るオリンピアンに子供達は大はしゃぎ。元気いーね。
中にはぐずっちゃう子供もいたけど、上手に練習の輪の中にもどしてあげる指導はさすがです。なんといってもすごいのは田中先生たちが声をかけ、手を添えると、子供達のぎこちない動きが体操らしくなっていく。もちろん個人差はあるけれど、みんなそれぞれに「上手になった」を感じられたのでは。
小学生の子供たちは成長の入り口。ものすごいポテンシャルに心がついていかない。もしかすると教育とは子供達に自分の可能性の大きさに気づかせてあげることかもしれません。できないと思い込んでいたことも、やってみたらできた。
もちろん失敗もある。失敗から得るものは多いし、簡単にできることなんて面白くない。歳を重ねるとそれぐらいは分かります。そして失敗をすることは若者の特権。失敗しても、失敗してもコツコツ続ける努力はときに天賦の才を凌ぎます。
私(体操協会の会長です)も「2時間ぐらいの教室でしたが、この教室がきっかけで、少しでも体操が好きになってくれれば、主催者のひとりとしてこんなうれしいことはありません」などと挨拶しているだけではいけません。今日が我々にとっても一番若い日。無理せずできることをしっかりやっていかねば。
ところで運動しようと思って着替えた時に見たんですが、私の膝にできたアザ。これはいったい、いつできたんでしょう?