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憲法記念日の街頭演説

 

本日は憲法記念日、県民の皆様と憲法について考えようと毎年街頭演説を行なっています。

憲法は国の最高法規と言われます。それには違いないのですが、憲法とその他の法律では大きく違う点があります。憲法以外の法律は国民を律します。しかし、憲法は政府、国を律するものであり、その本質は国民からの政府、国への命令です。立憲的意味における憲法(狭義の憲法)は権力の濫用を防ぐためにこそ存在すると言えるでしょう。

固有の意味の憲法(広義の憲法)は国体、国柄、国の秩序の根本規範を定めるものでありますが、これは、悠久の歴史、伝統に基づく正統性持った規範であり、理想を語るようなものでは全くありません。

さて、私はもちろん改憲論者です。自衛隊を憲法に明記することにも反対はしませんが、焦点は我が国が国軍を持つかどうかでしょう。憲法に明記された自衛隊は自衛隊という名の国軍なのか、それとも現在の自衛隊の姿のままなのか。憲法上の疑義があるままでは自衛隊員の方々が可哀想などというような情緒的な議論でなく、国民の生命、財産、自由、人権を守り、その前提となる国の独立を保つためにはどうすべきかとの視点からの議論が国会でなされることを期待します。

そして改憲には何よりも国民の合意が大切です。国会議員も地方議員ももっと汗をかかなければいけませんね。

 

 

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