憲法改正をうったえる街頭演説
「諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」小学校か中学校で習った日本国憲法前文です。
そもそも助詞「に」の使い方がおかしい気がしますが、習近平やプーチンを信頼して自分たちの安全と生存が保持できると本気で思っている人がいるならそれこそ頭がおかしい。
習近平やプーチンがショッカー(仮面ライダーの悪者)というわけでもありません。彼らには彼らの正義があります。そして彼らなりに自分たちの安全と生存を図っています。
あなたの「安全と生存」と私の「安全と生存」が相反すればどうするの?
「生存する」ということはなかなか大変なことです。戦後日本は、比較的楽に生存できる時を過ごしました。だけど、これはたまたま、運が良かった。いつの時代もこうはうまくいくわけではありません。
古来、大陸に大国が勃興する時、我が国の「安全と生存」は脅かされてきました。今また大陸は虎視眈々と侵攻の機をうかがっています。
暴力では何も解決しない、よく聞くセリフです。そうでしょう。でも「生存」に関わる問題でみんなが納得する解決策なんかあります?
暴力は問題を解決はしませんが、決着させてきました。物事が決着する誘惑にヒトはどれだけ抗えるでしょう。
「天は自らを助るものを助く」とはスマイルズの名言、人任せで生き残れる幸運なんていつまでも続きはしません。「安全と生存」を自ら引き受けてこそ「国際社会において、名誉ある地位」を占めれるというものです。
「お父さん、怒れへんから、正直にいうてみ」おっと、ご同輩、奥様方の公正と信義に信頼して対応されても私は一切関知いたしません。トホホ。