商売繁盛の神さん「えべっさん」今年も大勢の人で賑わってました。

なにせ物価の高騰で中小企業、商売人は厳しい経営が続いてます。サラリーマンだって実質所得はなかなか上がらない。苦しい時の神頼み、「えべっさん」におすがりしましょ。

キャベツの値段に目を疑い、ガソリンの値段にため息をつく国民を尻目にウハウハな連中もいます。円安で儲かるエクセレントカンパニー（ヨトタやソニー）となにを隠そう日本国政府。今年度の税収見通しは78兆4400億円で6年連続過去最高を更新。6年連続ですよ。「税収は増えたり減ったりする」とか言ってるけど、増えに増えているんです。

宮澤自民党税制調査会長だけでなく、森山幹事長まで「7兆、8兆円の財源をどこに求めるかをしっかり考えずに、イギリスの『トラスショック』のようなことが起きれば、えらいことになる」とか言い出しました。

だから税収は増えてるんだって。増えた税収はなぜ減税の財源にならないの？実は増えた分を自分たちでつかいたいだけじゃね。

6年連続最高益を更新する儲けまくってる企業が「財源がないから賃上げはしません」なんて言ったら顰蹙でしょ。

財源なんてパイの大きさ（GDP）が一定と仮定すれば、こちらを多くしたらあちらが少なくなるだけ、「しっかり考え」たってどうなるものでもない。だけど、パイ（GDP）が大きくなれば万事解決。

日本のGDPの6割は個人消費、だから国民の所得が毎年7、８兆円増えれば（一回だけなら貯金する人もいるでしょうが）消費が喚起されて当然GDPが増える、GDPが増えれば税収も増える。この循環こそが経済の本質なのです。

このままだと「えらいこと」になるのは自民党。このご時世、「ひだり」の連中に政権を渡すようなことがあれば、それこそ日本と東アジが「えらいこと」になってしまいます。

「えべっさん」だけには任せておけぬ。自民党にお任せあれ」と誰か大見得きってくれませんかね。

「お父さん今年は熊手買ってお金かき集めやんと」と家内。そうしましょと適当な熊手を選んだら、「そんな小さいのやったらあかん、しょぼかったらもうかれへんで」と家内は渋沢栄一を取り出すと大きな熊手を手に。

そうでした。金は天下の回りもの。まず費うやつがいないことにははじまりません。

景気回復にも女性の方が一歩先をいくようです。トホホ。