防衛協会の役員会に出席しました
昭和の歌姫といえば、40年代生まれの私にとっては中森明菜。「少女A」大人でもない子供でもない、なんだか危うい魅力にみんなハマりました。
我々世代はみんな歌詞を覚えているでしょう。「じれったーい〜じれったい」替え歌も流行りました。「じえーたい、自衛隊」「特別じゃない、どこにもいるわ」「特別じゃない、どこの国にもあるわ」「わーたーし自衛たーい」
さてさて、自衛隊とは
防衛協会の役員会。今回は「国防を考える会」会長で元海将補の高橋忠義先生にご講演いただきました。
世界には軍隊のない国も存在しています。バチカン、リヒテンシュタイン、コスタリカ、アイスランドなどなど。では日本は軍隊を持たない国として世界に認識されているのでしょうか。そんなわけがない、世界では日本の自衛隊は軍隊。実際そのようにあつかわれています。しかも相当に強い。
国内では「自衛のための必要最小限の実力」であり「戦力」には当たらないので、「軍」ではないとされています。
苦しい言い訳ですが、なんとか現行憲法の枠内でおさめようするとこうなっちゃう。
なにせ軍ではないから戦闘地域には行けません。小泉首相は非戦闘地域の定義を聞かれ「自衛隊が活動している地域は非戦闘地域」との珍答弁をしましたし、稲田朋美防衛相は「戦闘行為があったか無かったかは、憲法9条上の問題となるため、武力衝突という言葉を使っている」とこれまた迷?答弁をしています。
とにかく「戦」という言葉さえ使わなければいええんかい!
憲法学者の自衛隊をめぐる論説も憲法村の住民にしかわからないような概念を弄ぶ奇怪なもので、一般の人がなるほどと膝を打つようなものではありません。
こんなにも実情に合わないなら憲法は改正するのが筋でしょうが、自民党もサボりにサボってきました。
しかし、自衛隊は創設以来、へ理屈ではなく、その行動で国民と国際社会の信頼をかちえてきました。今や国民の大多数が自衛隊に感謝の気持ちを持っていますし、海外での自衛隊の活動はいく先々で賞賛の的になっています。
主権者たる国民が自衛隊を頼みにし、また誇りに思っているのです。これぞ合憲でなくてなんとする。
いまや「特別じゃない」ではなく、日本の自衛隊はやっぱり「特別」その規律、その技術、その練度、様々な制限(予算上も法整備上も)があるなかで、よくぞここまで、脱帽です。「どこにもいるわ」いやいや、こんなすごいのいませんわ。「日本だけにいる わーたーし自衛たーい」