伊太祁曽神社木祭り
昔々、素戔嗚(スサノオ)命の御子で五十猛(イタケル)命は高天原から樹の種を持ってきますが、韓国は気に入らなかったので、我が国に撒いて、日本を青山にしました。
この神様を祀るのが伊太祁曽神社、紀州木の国の聖地です。恒例の木祭りにお邪魔しました。
一昔前は日本の大金持ちといえば山もち、紀州の山もちは日本有数の大富豪でした。ところが、安い外材が入ってくるようになり、材木産業は衰退、木の国和歌山の経済も落ち目に。
トランプ大統領は自らをタリフ(関税)マンと呼び、とんでもない関税をかけだしました。
程度はともかく、関税自体は独立国が自国の産業を育成、保護するために必要なもので、自由貿易がどの発展段階、産業構造にある国にも無条件に良いものであるわけではありません。
日本だって不平等条約で関税自主権を奪われ苦しみました。50年もかかって回復した関税自主権、もうちょっと上手く使っていたら、和歌山の林業も今のような惨状にまではならなかった?
木の国のお隣での万博のリングがフィンランド産木材なんて神様に顔向けできるのか。💢
自由貿易による恩恵もたくさんあります。世界が常に平和であればそれも良しでしょう。残念ながら、世界の平和は束の間、自由貿易がいつも成り立つなどと思っていては国の独立は保てません。
せっかく神様が大八洲を緑滴る国にしてくれたのに、安いからと外材にとびついて、山々も荒れるにまかせる、これもどうかと思いますね。
ただトランプはやりすぎ、NISAを始めた家内がスマホを見てプンプン。世界経済行末よりも奥様のご機嫌が気がかりです。トホホ。