1. HOME
  2. ブログ
  3. その他
  4. 高市首相の施政方針演説
BLOG

ブログ

その他

高市首相の施政方針演説

昭和の時代、今の基準でいえば企業はみんなブラック、というかブラックしかない、会社員たちはそれこそ馬車馬のごとく働いていたのでした。なんせ、企業戦士、「戦士」ですからね。ぬるま湯の大学時代から生馬の目を抜くビジネスの世界へ、新入社員の私も「そらこんなけ働いたら負けへんわ」とヘトヘトになりながら呟きましたが、当時の日本経済は世界最強、まさに無双。

ただし、経営者たちは皆口を揃えて、「会社は社会の公器」と言い切っていました。「会社は株主のもの」(法律上はそうですが)なんて言うものはひとりもいなかった。リストラする経営者なんてダメ経営者。不況に直面、在庫の山を前に松下幸之助は言いました。「従業員は一人も解雇してはならない。給与も全額支給する。しかし、店員は休日を返上して、ストック品の販売に全力をあげてもらいたい」

昭和が終わり、バブルが弾け、それまでの企業経営に自信を失い、日本は新自由主義に覆われました。株主資本主義が始まったのです。株主たちは大声で、「利益は配当しろ」「すぐに利益を出せ」「どんどんリストラ」「効率が悪い経営はダメ」と責め立てます。

利益を出すには固定費である人件費は安いほどいい、国も後押しして「派遣労働者」が爆増しました。経営者の所得も鰻登り、「日本の上場企業の経営者ほど安い賃金で働いているものはいない」と言われたことも今は昔、一億総中流の日本社会も格差社会へと移りつつあります。

待て待て、ちょっと待ったー。第二次高市政権の始まりです。総理の施政方針演説で私が注目したのは「コーポレートガバナンスの在り方を見直し、企業の長期的な成長に資する人的投資や新事業への投資がより積極的に行われるよう、株主への還元も含めた企業の資源配分戦略を成長志向型に変容させていきます」のくだり。

これって株主資本主義を見直すってことですよ。短期より長期、自分の代じゃなくても次世代、次次世代に成果がでれば良い。ここ30年ぐらいディスられてきたいわゆる昭和な日本型経営に立ち返るってこと。もちろん滅私奉公なザ昭和でいいはずはない。令和の日本型経営を作っていくとの宣言。高市流に大いに期待したいところです。

「お父さん💢」 我が家にもちょっとでいいので昭和の香り(お父さんはえらい)を取り戻してくれませんかね。トホホ。

関連記事