1. HOME
  2. ブログ
  3. 各種式典・イベント
  4. 令和7年消防出初式

BLOG

ブログ

各種式典・イベント

令和7年消防出初式

昨年は能登半島の大地震で幕を開けましたが、今年は新年早々ロサンゼルスの凄まじい山火事ではじまってしまいました。1万4117エーカー、約1700万坪を焼き尽くしたといいますからアメリカはなんでもスケールが桁違いです。

子供の頃、親しくしていたお家がお隣さんの失火が原因で焼けてしまいました。

このお家は資産家で蔵には値打ちものの骨董品等がたくさんあったのですが、全て灰に。お隣はお詫びといって5万円包んできましたがとても受け取る気にはならなかったそうです。

日本では火事を起こしても、賠償責任を問われることはありません。(失火の責任に関する法律 故意や重過失は除きます)

子供心に「そらそうやろ、何億円もパーにしといて、そらないわ」と思いましたね。

我が国では火事は燃え広がるものでした。だから失火責任を問わないことにしたんでしょう。教科書にもでてくる明暦の大火では実に江戸の6割が丸焼けなっちゃいました。昔は消火活動といえば、延焼を防ぐために周りの家を取り壊すこと。「纏」(まとい)を屋根の上で振り回し、火事場を仕切る町火消しは時代劇でもお馴染みです。暴れん坊将軍では北島三郎が町火消しの親方でしたね。

危険を顧みず任務を遂行する勇壮で粋な男の象徴とも言える「纏」

今年の出初式でも「纏の誓い」が新人消防士によって披露されました。この方は教師でしたが、子供達を災害から守りたいと一念発起されて消防士になったとのこと、流石に気合いが違う、とても立派な「纏の誓い」でした。

頼りになる消防士がいてくれるとはいえ、我々市民もできることはきちんとすることが大切、今年も火の元には十分気をつけて健やかに過ごしたいものです。

あっ、奥さんの怒りにも火をつけないように気をつけなければね。トホホ。

関連記事