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北海道博物館にお邪魔しました

2019年にアイヌ新法ができてアイヌ民族は先住民と明記されました。

アイヌ民族が北海道に渡ってきたのはおおよそ鎌倉時代、「先住」て先に縄文人が住んでたんですけど、「なにか?」

出張で北海道へ、北海道博物館にお邪魔しました。

1万数千年続いた縄文時代、縄文の遺跡は特に秋田、青森、北海道にたくさんあります。青森県の「大平(オオダイ)山元遺跡」なんて、1万6千年前にできたもの(放射性年代測定による)

北海道博物館にもたくさんの縄文土器や土偶の展示がされています。

これを作ったのは誰? 縄文人すなわち原日本人です。アイヌの人々じゃありません。

北海道には弥生時代がありません。稲作に不向きだった北海道では縄文、続縄文、擦文と時代は続きます。(土器の形が変わっていきます) 縄文人(原日本人)が主役です。

鎌倉時代ぐらいにモンゴル帝国に圧迫されたアイヌの人々が樺太から北海道に渡ってきました。彼らは土器ではなく鉄鍋なんかを使ってます。もちろん独自の文化を持っていました。

列島には3千年ぐらい前に大陸をはじめ様々な地域からたくさんの人々が渡来してきました(DNAの解析でも明らかです)、現日本人はハイブリッド、もちろん縄文人のDNAも受け継いでいます。

アイヌの人々とも穏やかに交わっていきました。

尊敬する渡部昇一先生は文化勲章を受けた江上波夫の騎馬民族征服王朝説(北東アジアの騎馬民族が日本を征服して大和朝廷をひらいたとする)を記紀(日本書紀と古事記)には馬に乗った神様がでてこないではないかと一刀両断にしました。今ではトンデモ説になっている騎馬民族征服王朝説ですが、当時は江上の権威でブームをおこしたそうです。

渡部先生ほどの碩学でなくても、北海道の縄文土器を見たらおかしいと思うでしょ。まったく大陸の国じゃあるまいし、イデオロギーで史実を曲げてはあかん!なんでこんなことに? 

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