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和歌浦漁港の大御所と

11月3日 毎年恒例の和歌浦のしらす祭りにお邪魔しました。いやーホントにいい天気でした。半袖の人もちらほら。昔から文化の日はほとんど雨が降らないと言われています。(データー上もどうもそうらしい)文化の日は明治天皇の誕生日で戦前は「天長節」としてお祝いしていたんですね。

大御所も相変わらずお元気でなによりです。大御所や私の親父は戦前生まれ、親父はよく「あの子は戦後の生まれやから」と頼りない連中を嘆いていました。「戦争が終わって僕らは生まれた〜」とテレビでよく歌ってましたね。

親父世代から見ると、戦争が終わって生まれた軟弱な世代はいわゆる昭和のモーレツ社員。軟弱どころか日本の高度経済成長を支えた企業戦士たち。サラリーマン時代、昭和40年生まれの私は、昭和30年代生まれの先輩たちから「お前ら新人類やから」とお叱りを受けたものです。もちろん新人類とは自分のこと第一主義で、責任感に乏しい連中を指す言葉、まぁ当たってますけど。

令和の今、私は平成生まれの子供から「お父さんは昭和やからな」と批判されてます。もはや子供の世代から見れば、昭和は一括りで、頑固で新しいことが苦手、こうあるべきやと自分の価値観を押し付け、根性無しを嫌う習性を持つ連中が生きた時代、まぁ当たってますけど。

戦前の昭和6年、明治生まれの中村草田男は「降る雪や 明治は遠く なりにけり」と詠みました。そういえば親父は「あの人は明治の生まれやからものが違う」と褒めていましたが、明治から見れば、戦前ですら軟弱?

明治がすごい時代であったことは事実。佐賀の乱をはじめとする士族の反乱、西郷隆盛が決起した西南戦争、日清、日露の対外戦争、憲法を発布し、議会を開設、日本が近代国家へと変貌した時代。

わかシラスと売店でゲットした安いけど美味しいみかんを食べながら、明治に思いを馳せた1日でした。

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