第2回和歌山県人会世界大会
国では異次元の少子化対策が叫ばれ、県議会でも毎回のように少子化問題に関する質問がでます。いい季節になりましたから、運動会へもお招きいただきますが、ホント子供へったなぁと感じる今日このごろ。
でもかつての日本は多すぎる国民をどう食べさせていくかと頭を悩ませていました。解決策のひとつは移民の奨励。和歌山県庁にも移民を所管する課があったそうです。本県が送り出した方々は実に33000人にも上り、これは全国で6番目の規模なんです。
南米に渡られた方がおおいのですが、万里の波濤を超えてやっとたどり着いたたら、日本で聞いていた話とは全然違っていることもしばしば。言葉もわからない、文化、習俗も全く違う。お会いした和歌山県人会の皆さんの苦労話を聞くにつけ、(ここで書けないような話もたくさん聞きました)自分ならきっと絶望してしまったんじゃないかと思っちゃいましたね。
今は2世、3世となられ、世代も交代してきましたが、ルーツである和歌山県を大切に思ってくださるのはうれしいかぎり。ぜひ故郷和歌山を満喫してください。
余談ですが、ひ弱な兄とは違い生命力にあふれた我が弟は高校を出た後、何を思ったのか、単身ブラジルへ渡りました。(弟の話もやっぱりここでは書けません)その時もブラジル和歌山県人会の皆様に大変お世話になりました。
賛否はありますが、少子化の日本はいよいよ、事実上の移民を受け入れる方針です。本音を言えば、人口の増減は神様の領域で、人為的に減らしたり、増やしたりはできないのではと思います。ともあれ、今度は我々が他の国の方を受け入れる側。世界に渡った先人のご意見を参考にして外国の方といかに共生していくかを考える時かもしれません。