憲法研究会に参加しました
今回の憲法研究会は50回目の節目ということで、会長の紀 俊崇さんの講義となりました。紀さんのご尊父は日前宮の81代 おそらくは皇室以外では最も古い家柄でしょう。氏と姓というのはちょっとややこしいですが、男系祖先で繋がった血縁集団が氏、姓は地位に応じて与えられるものです。
紀会長はご自分が最も古い家系のひとつの出であり、家系を繋いでいくことを当然の使命とされています。講義では、もしご自分のご子息がLDBTの特徴を備えてるとすれば、ご自身はどうふるまうべきであるのかとの極めてシビアな質問を自分に投げかけ、その葛藤を正直に吐露することで、我々に、夫婦別姓法案やLDBT法案を考えていく材料を提供し、これらの法案に対する考察の深化を迫るものでした。
人は個人として尊重されるべきもの(憲法第13条)、しかし人はまた社会的にしか存在し得ないものです。しがらみを離れて自由になりたい、しかしご縁なくしてあなたは存在しえない。おそらくこの葛藤にうまく折り合いをつけていくことが保守政治の要諦ではないでしょうか。