1. HOME
  2. ブログ
  3. 各種式典・イベント
  4. 正論懇話会 尖閣諸島の攻防

BLOG

ブログ

各種式典・イベント

正論懇話会 尖閣諸島の攻防

正論懇話会 今回の講師は東海大学の山田吉彦先生

昔々、尊敬する小室直樹先生が日米安保条約に反対する学生と議論したときのこと、先生が「君はこの条約のどこに反対かね」と尋ねたら、なんと学生は「読んでません」

風雲急を告げる東アジア情勢、日本の総理大臣は「尖閣は日米安保条約の適用範囲ですか?」と聞いてはアメリカから「そうです」と答えてもらいホッとします。

日本の平和は憲法9条ではなく日米安保条約によって保たれてきました。なのに憲法9条は学校で習いますから読んでない人はまずいない、ところが日米安保条約を読んでいる人がどれだけいるでしょう。

この条約はたった10条(憲法は103条)全部読んでも30分もかかりませんが、肝となるのは第5条、日本がやられたらアメリカが助けることを定めた条文です。そこには「日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくすることを認め」とあります。

「日本の施政の下の領域」じゃないとアメリカは助けてくれません。だから恐る恐るアメリカにいちいちお伺い立ててるんです。

ただ領土だと主張してるだけではダメ。だから竹島は歴史的に見て明らかに日本の領土だけど日米安保条約は適用されません。(北方領土もね)

このメチャ大事な条約、日本人は読んでなくても、隣の国は読み込んでるでしょ。だから尖閣に日本の施政が明らかには及ばないように嫌がらせしているんです。

実際、山田先生がアメリカの要人に「尖閣は日本の施政下にあると思うか?」と聞いたところ複数の方が「ノー」と答えたとのこと、えーっ、あかんやん。

いったいぜんたい、本当のところ、尖閣はどんな状態にあるの?実は尖閣の実態調査すら、政府は行なっていません。そんなんで施政下にあるといえるのか、ビミョー。なんとかせねば。

そこで立ち上がったのが、山田吉彦先生だったのでした。

関連記事