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自民党総裁選挙

どんな戦いにもルールはあります。戦争だって戦時国際法というルールがる。守らない国もありますが、ルールはあるんです。

今行われている自民党の総裁選挙、これは公職選挙法というルールに縛られるものではありません。でももちろんルールはある。ちゃんと選挙管理委員会もあるんですから。

ある陣営が行なったステマ作戦が炎上しています。ステマ(ステルスマーケティング)とは広告と明記せず行う宣伝のこと。簡単に言うと「ヤラセ」ですね。

ホントのところ選挙なんて、応援団は候補者を持ち上げまくるのが常ですが、ステマを使って持ち上げちゃった、これはルール違反に当たるんでしょうか?

確かにちょっと「ズルイ」感じはします。だけど「ズル」だからと言ってルール違反になるとはかぎりません。

これがスポーツかなんかだと「ズル」しても勝てばいい場合もあるでしょう。勝てば官軍なんて言いますしね。

しかし、事実上日本の総理大臣を決める自民党総裁選挙ではそうはいかないかも。

有権者は自民党員と党所属国会議員ですが、全国民が注目してます。国民に「ズル」して勝ったと思われたら総理総裁の権威に傷がついちゃう。これは大変、政治家は評判が命ですから。

小渕総理が倒れた2000年4月、後継の総理は自民党の5人組がホテルの一室での密談で決めたと言われました。突然のことでやむをえなかったとはいえ、そこで決まった森総理の支持率が上がらなかったのは選出の過程に国民が納得していなかったことも一因でしょう。

自民党は新しい総理総裁のもとでいずれ総選挙に突入します。大将の正統性を疑われるようでは戦いになりません。

「ステマ」は候補者の知らないところで行われたとのことで、候補者にはお気の毒です。おそらくご本人はそんな姑息なことは夢にも考えなかったでしょう。

自民党の良さは党内に様々な意見があること、喧々諤々、堂々の論戦が繰り広げられる中で、新総裁は選ばれてほしいものです。

ただ このステマ、立案したのは味方の国会議員?(秘書やスッタフがやったそうです)これってどうなの、やっぱりトホホでしょう。

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