まさかまさかの山の尾

「それって陰謀論ですね」最近よく聞くフレーズです。なるほど我々は陰謀論が大好き、すぐにハマっちゃいます。

でも中には「陰謀論」ではなくて正真正銘の陰謀もあるのでは?

例えば田中角栄が逮捕されたロッキード事件。あの田原総一郎さえ「角栄はアメリカの虎の尾を踏んだ」と言いました。

実は田中角栄元総理は裁判で証人に対する反対尋問を許されませんでした。これがどれだけとんでもないことか、もはや我が国は文明国ではない。

憲法３７条2項により反対尋問は保証されています。それはそうでしょう、自分に不利な証言を元に一方的に有罪にされてしまうなら、人権も何もあったもんじゃありません。

これほどの蛮行はいかに田中を葬り去りたかった政敵時の総理三木武夫といえども到底不可能。田中は総理を辞めた後も自民党随一の権力者であり続けました。

田原によれば角栄が踏んだ虎の尾は世界のエネルギーを支配しているメジャーと呼ばれるアメリカの石油会社の利権、角栄はメジャーを通さず独自の資源外交を進めていました。

石油メジャーの尾を踏んだのかどうかは分かりません。だけど日本の最高権力者を憲法を無視して有罪にしたのは紛れもない事実。確実に角栄は何かの尾を踏んでしまったのです。危なすぎます。

おーこわ。

そういえば最近「虎の尾」ならぬ「山の尾」を踏んじゃった政党もいるようで。💦

普通「尾」はうかっと踏んでしまうものですが、こちらは知ってて踏んだのがすごい。なんでまた?

それにしても政界は一寸先は闇とはよく言ったもの。どこで誰の尾を踏むやも知れません。

「お父さん💢」えっ、なんか地雷踏みました? トホホ。