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知事を思う

筋トレがブームです。「筋肉は裏切らない」なんて言葉も流行りました。

私も空手の補強として、大学時代にレバンというジムに通っていました。そこで出会ったのが伝説のビルダーと呼ばれる「マッスル北村」こと北村克己さん。

学生時代負けなしだった腕相撲で、手もなくひねられました。すごいのなんのって、トレーニングもハンパない。たまにご一緒させてもらうと、身体中が痛くて次の日はまともに歩けません。

そんな北村さんは急逝します。なんと死因は餓死、コンテストのために極限まで身体を絞り、水分すら取らず、さらにトレーニングを続けていたそうです。

ありえないですよね、現代日本で餓死。その強すぎる精神についに肉体がまいってしまいました。

岸本知事もまたその強靭な精神力が仇(あだ)になってしまった気がします。

衆議院議員時代、朝、街頭に立つ岸本議員を見かけた人が夕方その道を通るとまだ岸本議員が立っていた、というようなエピソードが語られます。

私も岸本氏から直接、和歌山市の路地で自分が入ったことのない路地はないと聞いたここがあります。共産党のポスターが貼ってあろうと、追い返されようと、なおピンポンを押す、未だかつて県政界において岸本議員ほどの活動をした議員はいないでしょう。

その一方で岸本議員には常に健康不安が囁(ささ)やかれていました。彼は一笑にふし、来る日も来る日も、街頭に立ち続けました。

知事になられてからも、全身全霊で公務に取り組み、全く休みを取らなかったと聞いています。絶対に弱音を吐かない方でした。

北村さんはアジア人でありながら世界を制する可能性のあったボディビル界の至宝、岸本知事は和歌山の産んだ逸材でありました。その早すぎる死は残念でなりませんが、全力でそれぞれの生を生き切ったのではないかと思います。

だけど、最近のトレンドはサスティナブル、持続可能性ってやつ、長く続けるには国も県も、そして個人もバランスが大事でしょう。

知事職は激務、四六時中県民の暮らしに目を配らねばなりません。もちろんそれゆえにやりがいに満ちた仕事でもあります。だけどやっぱりバランス。心と身体もバランス。

自民党は副知事の宮崎泉氏を知事選で推薦することになりました。カミソリの切れ味を持った仁坂知事、人を大切にした岸本知事、宮崎氏にはバランスが取れた知事になってもらいたいものです。

お父さん、本ばっかり読んでやんとちょっとは手伝って❗️ 持続可能な家庭もやはりバランスです。トホホ

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