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自民党総裁選挙

自民党総裁選挙盛り上がってますね。事実上の次の総理大臣を決める選挙ですから報道もヒートアップ、ネット上にも様々な情報で溢れています。

現在の小選挙区制度のもとではどんな党首(総裁)の下で選挙を戦うかが国会議員にとっては大問題。

2001年、総裁選を制した小泉パパ(純一郎)は国民がポスターを欲しがるほどの人気、小泉パパとのツーショットポスターを貼るだけでみんな当選したんです。「改革なくして成長なし」と叫ぶ小泉総理に国民は熱狂しました。

だから国会議員は人気ある人に総裁になってもらいたい、これも人情です。

ところであらためて「保守」とはなんでしょう。私の心の師、福田恒存はいいます。

「保守派が合理的でないのは当然なのだ。むしろそれは合理的であつてはならぬ。保守派が進歩や改革を嫌ふのは、あるいはほんの一部分の変更をさへ億劫に思ふのは、その影響や結果に自信がもてないからだ。それに関するかぎり見す見す便利だと思つても、その一部を改めたため、他の部分に、あるいは全体の総計としてどういふ不便を招くか見とほしがつかないからだ」

例えば夫婦別姓、戸籍制度を根底から変えてしまう大改革です。保守はもちろん足踏みします。時代に合わないところがあれば小さい手直しを重ねます。旧姓の通称使用の拡大とか、何せ保守は臆病です。自分の頭(理性)でこの複雑極まりない社会を良き方向へ導く自信なんてありません。具体的な不都合を少しづつあらためていくばかりで、あるべき理想などといった観念的なものに向けての大改革などは最もおそれるところなのです。

だから、保守はなかなかスカッと爽やかとはいきません。「保守反動」「守旧派」などとよばれ人気がでにくい。

人気がなければ選挙に勝ちにくいし、うーんどうすればいい?

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