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カイロスふたたび

noと言える日本」という本がありました。石原慎太郎とソニーの創業者森田昭夫の共著です。今から30年以上も前、バブルの絶頂期に書かれたこの本には次のようなことが書かれています。

盛田さんはキッシンジャー(ニクソン、フォード大統領時代の国務長官)と親しいが、最近キッシンジャーは日本が軍事超大国となるかもしれないといった。それは日本がICBMを持つと言うことではなく、米ソがどんなに宇宙開発をやり、宇宙兵器を蓄えても、それをコントロールする軍事的なイニシアティブは日本の技術が持つことの危惧だろう。

アメリカの国防省科学委員会が電子工学に関する秘密の重大な報告をしているが、日本をこのまま放っておくととんでもないことになると記述している。アメリカの専門家は日本の半導体を中心とした先端テクノロジーに非常な危機感を持っている。

あの時代日本は知らず知らずの間に超大国を脅かすほどの存在になってたんですね。全く無自覚に。日本にはもちろん世界を仕切るなんてつもりはさらさらない。アメリカに取って代わろうなんて夢にも思っていなかった。でも相手はそうはとらなかったんです。

アメリカは本気で日本の技術を恐れた。日本をこれ以上成長させてはいけない、と思ったかどうか。

もちろん日本側のオウンゴールもあり

世界を席巻した日の丸半導体は台湾の企業を師と仰ぐようになり、ひとり当りのGDPは韓国にまで抜かれる。今や誰も日本を脅威などとは思っていません。

情けなくはありますが、一方でこれはチャンスかも。当分は足を引っ張られることはないのですから。(大陸と半島は別ですが)

開催中の予算委員会を休憩してモニターで見たカイロスは大爆発。それでもカイロスは少し浮上しました。底は脱した。足枷は外れた。

日本とカイロスの上昇がいよいよ始まるのです。(のはず)

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